過払い金を取り戻した実例
消費者金融などに過払い金を支払い続けた方が、弁護士の力を借りずに、本人訴訟に持ち込み、貸し手10社から350万円を取り返した実例がメディアでも取り上げられたこともあります。
この方は42歳で脱サラし、喫茶店を始めたのですが、企業は簡単ではなく、多額の開店資金や経営不振、不動産トラブルなどが重なり、大手信販会社から事業資金として10万円を借りることにしたのですが、金利が高く支払いに行き詰まることになり、借金を返すために新たな借金で返すサイクルに陥ってしまいました。
そして借入先は10社にまで増え、毎月の返済額は15万円まで膨れ上がり、初の商売で資金が底をつき始め、食時代も不自由になるくらいの生活になってしまいました。
ある書店で転機が訪れるのですが、それは訴訟に関する本だったようで、購入するお金もなかったので、その場で立ち読みをし、法定利息や過払い金の存在を知り、返済した総額を計算してみると、過払い金の多さに驚きを隠せなかったようで、今までの苦労はなんだったのだろうという思いがこみ上げてきますよね。
過払い金の奪還
過払い金の返還請求は、一般的に債権会社に返還請求書を送付し、返済に応じなければ調停申し立てや提訴を行い、和解や判決などといった流れになります。
消費者金融へ送る返還請求書の切手代や、提訴に必要となる印紙代も工面できないときは、小銭をためて金券ショップで切手を購入し、配達証明郵便で請求を発送しましょう。 多くの消費者金融が請求を無視したため、法律の説明に従って、手書きの訴状で、東京地裁に消費者金融1社を提訴し、半年後には和解して、過払い金を30万円取り戻しました。
その返還されたお金でパソコンを購入したのですが、贅沢をしたくて購入したわけではなく、インターネットで最高裁の判例などを調べ上げ、法廷での主張に役立てるためです。
そして、週に2日くらいを3年間にわたり、裁判所に通い詰め、最高裁から唯一敗訴した訴訟の上告受理を伝える電話を受け取ることができました。
訴訟の中では、一度も出廷しない消費者金融のいい加減さや、請求の一部を納得するように迫る調停委員がいましたが、数千円の訴訟費用の返還にこだわる理由を理解していない裁判所に、腹立たしく感じたこともあるますが、最高裁が上告を受理し、全ての訴訟に勝つことが出来たのです。